本日の車検整備・・・F10/523iラグジュアリー、後期モデル、LEDヘッドライト付をベースにエナジーコンプリートカーEVO10.2

2025年12月26日

 

 

本日は、車検で入庫いただいたお車の整備風景一部をご紹介します。

 

 

お車は F10/523iラグジュアリー、後期モデル、LEDヘッドライト付をベースにエナジーコンプリートカーEVO10.2

 

 

 

 

 

車検ではまずリフトアップ、上から下からの目視点検、テスターでの車両診断、各消耗品の点検を行いお見積りを作成。

 

 

お客様に連絡を取り、整備メニューを相談の上決定します。

 

 

今回は、基本車検整備内容+劣化部品交換になります

 

 

・エンジンオイル交換

・オイルエレメント交換

・ブレーキフルード交換

・バッテリー交換

・ブロアーケースカバーフィルター交換

・エンジンマウント交換

 

 

を致しましたので、順番にご紹介していきます。

 

では早速、エンジンオイル&オイルエレメント交換です。

 

 まずエンジンオイルを抜きます。

 

 

<エンジンオイル交換中>

 

 

 

オイルが抜けきれば、次にドレンボルト周辺を洗浄し、ドレンボルトのワッシャを再利用するとオイル漏れの原因になる場合があるため、新品のワッシャを使用しドレンボルトを取り付け。

 

オイルエレメントも新品に交換です。

 

 

<オイルエレメント交換>

 

 

 

エンジンオイルを給油し、サービスインターバルインジゲーター(SIインジゲーター)のエンジンオイル交換時期を再設定(メンテナンスリセット)にて、エンジンオイル&オイルエレメント交換完了です。

 

 

<メンテナンスリセット>

 

 

 

次にブレーキフルードの交換になります。

 

ここで、少しブレーキフルードについてご説明させてください。

 

なぜ、ブレーキフルードは交換する必要が あるのかについて

 

まず、ブレーキフルードは何の役割をしているのか から説明します。

 

ブレーキペダルを踏んだ時の力を、ブレーキキャリパーに伝える際に力を油圧によって変換させてより正確に伝える役目をしています。

 

力を変換させる際に、多少の熱を持ちます

例えば 坂道などで、ブレーキを多用した際に皆様一度は、耳にしたことがあるかと思いますが

「フェード現象」と言って熱によりブレーキが効かなくなる現象がありますが、それとよく似ている「べーパーロック現象」と言ってブレーキペダルを踏んでいるのに正確に力を伝えられず、ブレーキが効かなくなる現象があります。

前者のフェード現象は、ブレーキパット・ディスクロータが関係していますが、後者のべーパーロック現象は、ブレーキフルードが関係しています。

フェード現象も説明していると長くなってしまいますので、またの機会に説明させていただければと思います。

べーパーロック現象に何が関係しているかというと、ブレーキフルードが高熱を持った際に、ブレーキフルードは液体ですので、沸騰してしまい、気泡を発生させてしまいます

そうなると、ブレーキペダルからの力を正確に伝えることができなくなり、最悪の場合、ブレーキが全く効かなくなり止まることができなくなります。

このような事態を防ぐため、ブレーキフルードには、それぞれの車に適した沸点が設定されています。

しかし、ブレーキフルードの経年劣化や極わずかな湿気による水の混入によって、適切な沸点で、沸騰してくれなくなります。

 

よって、ちょっとした連続的なブレーキなどですぐに沸騰してしまいブレーキの効きが悪いという事態になります。

 

これらを予防するために、定期的な交換が推奨されています。

 

劣化に関しては色などでわかる場合もありますが、水の混入などは 目視で判断が難しく車検毎(1〜2年)に交換していた方が良いといわれます。

 

ブログをご覧の皆様 少しでも気になる際は、下記にお問い合わせください。

 

※車検や一般修理などメンテナンスに関するお問い合わせはこちら⇒ http://www.everyn.com/yoyaku.php

 

少し長くなってしまいましたが、作業紹介に戻ります

 

 

<ブレーキフルード交換>

 

 

バッテリー交換

 

今回は、メインバッテリー交換になります。

メインバッテリーはトランクルームの中にある為、インナーパネルを取り外し作業します。

 

<トランク側 メインバッテリー交換前>

 

 

 

<トランク側 メインバッテリー交換後>

 

 

 

メインバッテリーを新品に交換致しましたので、新しいバッテリーのシリアル番号を車体に登録&コーディングも施工します。

 

 

 

 

次に、ブロワモーターケースフィルター交換です。

 

ブロワモーターとは、

エアコンから空気を出すため、外からの空気をおくる役目をしています。

 

今回交換するブロアモーターケースフィルターは、

外から空気を吸い込む際に、落ち葉や砂埃といったゴミ等を、中に吸い込んでしまわない様に、守るためのフィルターであり、ブロアモーターに振動・衝撃などが直接当たらない様、保護するカバーの役目でもあります。

ブロアモーターケースフィルターが劣化すると、フィルターに穴が開いてしまい、ブロアモーター内とエアコンマイクロフィルターに、ゴミ等が、溜まってしまいます。

ブロアモーターとエアコンフィルターにゴミが詰まってしまうと異臭がしたり、エアコンの風量が弱くなります。

また、ブロアモーターにゴミが噛みこんでしまうと異音が出る場合もあります。

 

交換作業と同時に、ブロアモーターに混入物がないか確認と清掃をします。

 

 

<ブロアモーターケースフィルター交換前>

 

 

 

<左上側取り外したブロアモーターケースフィルター   左下側新品ブロアモーターケースフィルター>

 

 

 

<ブロアモーターケースフィルター交換後>

 

 

 

<エアコンフィルター交換>

 

 

※ブロアモーターに穴が開いていた為、エアコンフィルターボックス内にゴミが溜まってしまっています

 

 

最後に、エンジンマウント交換

 

エンジンから発生する振動を吸収し、車内への伝わり(不快な騒音や振動)を最小限に抑える役目を主にしていますが、劣化により振動を吸収するパーツがゴムの為、経年劣化によりへたってきてしまいます。

劣化してくると、

・エンジン始動時やアイドリング時に「ブルブル」と大きな振動

・走行中に「ゴトゴト・カタカタ」といった異音や衝撃  etc,,

を感じることもあります。

 

いつもブロブをご覧いただいている皆様で、上記に心当たりがあればご気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

 

<交換前エンジンマウント>

 

 

 

 

エンジン側のステーとマウント側の隙間が無いことが確認できます。

 

 

<エンジン保持専用工具を使用しエンジンを保持>

 

 

エンジンを専用の工具で、持ち上げてエンジンマウント交換できるスペースを保持し交換していきます。

 

 

<左側取り外したエンジンマウント 右側新品エンジンマウント>

 

 

<左側新品エンジンマウント 右側取り外したエンジンマウント>

 

※左右見比べていただくとかなり劣化によりゴムのへたりが確認できます。

 

 

<交換後エンジンマウント>

 

 

 

 

 

 

大阪府の今〇様へ   

 

 

この度は弊社をご利用いただき、誠に有難うございます。

一台一台、心をこめて作業しています。

車検完了まで、もうしばらくお待ちくださいませ。

 

 

 

by今村

 

 

 

※車検や一般修理などメンテナンスに関するお問い合わせはこちら⇒ http://www.everyn.com/yoyaku.php

 

 

 

 

 

 

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