本日の車検整備・・・BMW 335i カブリオレ EVO93.1

2025年05月29日

 

 

 

本日は、車検で入庫いただいたお車の整備風景一部をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

お車は BMW 335i カブリオレ エナジーコンプリートカー EVO93.1 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車検ではまずリフトアップ、上から下からの目視点検、テスターでの車両診断、各消耗品の点検を行い

 

 

 

お見積りを作成。

 

 

 

お客様に連絡を取り、整備メニューを相談の上決定します。

 

 

 

 

今回は基本車検整備と、オイル漏れ修理

 

 

 

 

・ブレーキパット交換

 

 

・ブレーキパットセンサー交換

 

 

・ブレーキフルード交換

 

 

・オイル漏れ修理(タペットカバーパッキン交換)

 

 

 

 

 

を致しましたので、順番にご紹介していきます。

 

 

 

 

前後ブレーキパット&ブレーキパットセンサー交換します。

 

 

<フロントブレーキパット&ブレーキパットセンサー交換前>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<左側取り外したブレーキパット   右側新品ブレーキパット>

 

 

 

 

 

<左側取り外したブレーキパットセンサー   右側新品ブレーキパットセンサー>

 

 

 

 

 

ブレーキパットを、取り付ける前に 少し豆知識

 

 

 

ブレーキパットやディスクローターには、ブレーキの制動を良くするため

 

 

 

細かい凹凸が入っています。

 

 

 

そのため、新品のブレーキパットに交換した直後は、

 

 

 

新品ブレーキパットの角が鋭利で平らであり、

 

 

 

尚且つディスクローターも新品ではないので、摩耗により平面ではない場合もあります。

 

 

 

その場合、ブレーキパットとディスクローターの当たる面が、

 

 

 

部分的にしか当たらず、本来の制動力が発揮できないなど

 

 

 

一時的にブレーキを踏んだ際に、ブレーキ鳴き(異音)がする

 

 

 

などの問題が発生する場合もあります。

 

 

 

それらを事前に防ぐため、ひと手間ではありますが、

 

 

 

ブレーキパットの角を少し削り、ディスクローターとの

 

 

 

あたり面(表面)が、より早く適切に馴染みやすくする方法があります。

 

 

 

 

<赤丸部分 角を削ったもの>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<フロントブレーキパット&ブレーキパットセンサー交換後>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<リアブレーキパット&ブレーキパットセンサー交換前>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<左側取り外したブレーキパット   右側新品ブレーキパット>

 

 

 

 

 

<左側取り外したブレーキパットセンサー   右側新品ブレーキパットセンサー>

 

 

 

 

 

<リアブレーキパット&ブレーキパットセンサー交換後>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次にブレーキフルードの交換になります。

 

 

 

ここで、少しブレーキフルードについてご説明させてください。

 

 

 

なぜ、ブレーキフルードは交換する必要が あるのかについて

 

 

 

まず、ブレーキフルードは何の役割をしているのか から説明します。

 

 

 

ブレーキペダルを踏んだ時の力を、ブレーキキャリパーに伝える際

 

 

 

に力を油圧によって変換させてより正確に伝える役目をしています。

 

 

 

力を変換させる際に、多少の熱を持ちます

 

 

 

例えば 坂道などで、ブレーキを多用した際に

 

 

 

皆様一度は、耳にしたことがあるかと思いますが

 

 

 

「フェード現象」と言って熱によりブレーキが効かなくなる

 

 

 

現象がありますが、それとよく似ている「べーパーロック現象」

 

 

 

言ってブレーキペダルを踏んでいるのに正確に力を伝えられず、

 

 

 

ブレーキが効かなくなる現象があります。

 

 

 

前者のフェード現象は、ブレーキパット・ディスクロータが関係していますが、

 

 

 

後者のべーパーロック現象は、ブレーキフルードが関係しています。

 

 

 

フェード現象も説明していると長くなってしまいますので、

 

 

 

またの機会に説明させていただければと思います。

 

 

 

べーパーロック現象に何が関係しているかというと、

 

 

 

ブレーキフルードが高熱を持った際に、

 

 

 

ブレーキフルードは液体ですので、

 

 

 

沸騰してしまい、気泡を発生させてしまいます

 

 

 

そうなると、ブレーキペダルからの力を

 

 

 

正確に伝えることができなくなり、

 

 

 

最悪の場合、ブレーキが全く効かなくなり止まることができなくなります。

 

 

 

このような事態を防ぐため、

 

 

 

ブレーキフルードには、それぞれの車に適した沸点が設定されています。

 

 

 

しかし、ブレーキフルードの経年劣化や極わずかな湿気による水の混入によって、

 

 

 

適切な沸点で、沸騰してくれなくなります。

 

 

 

よって、ちょっとした連続的なブレーキなどですぐに沸騰してしまい

 

 

 

ブレーキの効きが悪いという事態になります。

 

 

 

これらを予防するために、定期的な交換が推奨されています。

 

 

 

劣化に関しては色などでわかる場合もありますが、

 

 

 

水の混入などは 目視で判断が難しく

 

 

 

車検毎(1〜2年)に交換していた方が良いといわれます。

 

 

 

ブログをご覧の皆様 少しでも気になる際は、下記にお問い合わせください。

 

 

 

※車検や一般修理などメンテナンスに関するお問い合わせはこちら⇒ http://www.everyn.com/yoyaku.php

 

 

 

少し長くなってしまいましたが、作業紹介に戻ります

 

 

 

 

<ブレーキフルード交換>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

取り外したので、ホイール裏も清掃しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下回り点検の際に、オイル漏れが見つかり、

 

 

 

原因を追究したところ、タペットカバーパッキンの経年劣化による

 

 

 

ゴムの硬化が確認できました。

 

 

 

 

<エンジンルーム作業前>

 

 

 

 

タペットカバーパッキンの劣化による

 

 

オイル漏れが下記の画像からも確認できます。

 

 

 

 

 

 

 

<シリンダーヘッドとタペットカバーの間 オイル汚れ清掃前>

 

 

 

 

 

<上側取り外したパッキン   下側新品パッキン>

 

 

 

 

 

 

<シリンダーヘッドとタペットカバーの間 オイル汚れ清掃後>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<エンジンルーム作業後>

 

 

 

 

 

エンジンヘッドカバーを、清掃した際に、

 

 

 

社外エアクリーナーエレメントも、少し汚れていましたので

 

 

 

清掃致しました。

 

 

 

<社外エアクリーナーエレメント清掃中>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<社外エアクリーナーエレメント清掃後>

 

 

 

 

 

奈良県の宮〇様へ   

 

 

この度は弊社をご利用いただき、誠に有難うございます。

 

 

 

一台一台、心をこめて作業しています。

 

 

車検完了まで、もうしばらくお待ちくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

※車検や一般修理などメンテナンスに関するお問い合わせはこちら⇒ http://www.everyn.com/yoyaku.php

 

 

 

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