バッテリー上がり E90LCI
2020年08月03日
先日、バッテリーが上がりでレッカーにてご入庫いただいたE90/335iを修理させて頂きました。
バッテリーといえば定期交換部品となりますが、3〜4年ごとの交換が望ましいとされています。
点検してみますと若干バッテリーは弱っていましたが、チャージ量は13.9V・・・普通です。
通常でしたらバッテリーを新品に交換し、交換登録を済ませば完了なのですが、
エンジンの回転数を上げると段々と電圧は下がり12V前後。
どうやらオールタネーターのチャージ不足が原因でバッテリーが上ってしまったようです。
早速お客様に連絡をとって説明とお見積もり・・・了承を得てからオールタネーター交換作業の開始です。
このエンジンのオールタネーターはエアーフィルターケースを外すと丸見えになり、
ボルトを外せば比較的簡単に取り外すことが出来そうですが・・・。
外れません!(汗)
エアコンのコンプレッサーとそのブラケットを緩めなければスペースが確保できません。
ベルトを外し、コンプレッサーの固定ボルトを外すのですが・・・狭い!
そしてコンプレッサーが止まっているブラケットの固定ボルトを緩めて、ようやくオールター救出完了。
あとは外した逆の作業で復元完了となります。
また、弱っていたバッテリーもこの機会に交換させて頂きました。
この季節はエアコンもガンガンにかけるのでバッテリーへの負担も大きいです。
交換するのは純正でも使われている信頼と高性能バッテリー VARTA AGM 80AHです。
勿論、車輌DMEにも交換登録は行い、無事作業完了となります。
バッテリー上がりのトラブルの原因は、経年劣化やスリープ状態での放電等ございますが、今回のように
チャージ不足の場合もございます。
HPをご覧の皆様、エンジンが元気よく始動しない等の症状がある時はぜひご相談くださいね。
by今村