車検整備 EVO82.1/135iクーペ
2020年04月20日
車検でご入庫いただいた〇様の135iクーペ 先日より作業を開始しております。
整備メニューは通常の基本点検整備に加え、エンジンオイル漏れの修理!
ブレーキフルード抜き換えなどの基本整備を終え、引き続きオイル漏れ修理を進めます。
漏れている箇所は2ヶ所ございまして、まずはシリンダーヘッドカバーガスケットの交換です。
このような手順でどんどん分解します。
ゴム製のガスケットは劣化により本来の弾力を失い、プラスティックのように・・・。
双方の併せ面を綺麗にふき取り、新しいガスケットを装着て復元すれば完成です。
続いてもう一つの漏れ箇所の修理! エンジンオイルパンのガスケット交換です。
どちらかというとこちらの漏れが酷く、アンダーカバーには漏れたオイルが溜まっています。
オイルパンガスケットの交換作業はエンジンを吊り上げ、アクスルメンバー等を外して行います。
そこで登場するのがエンジンメカハンガー! 重たいエンジンをずっと持ち上げてくれます。
すみません!作業に没頭しすぎて途中経過の撮影を忘れていました(汗)
おなじく併せ面を清掃し、新しいガスケットを装着し組みつけてゆきます。
全ての作業が完了すればオイルで汚れたエンジンをスチーム洗浄し、試運転後にもう一度リフトアップ!
漏れが無いのを確認し、完了となります。
BMWに限らず全てのお車はエンジン周りにホース・ブッシュ等のゴム製パーツを使用しております。
オイル漏れをそのままにしていると、そのゴムパーツにダメージを与えてしまうこともございます。
なんだかエンジンが焦げ臭い・駐車場の床にオイル溜りがある等、気付いた方は遠慮なくお問い合わせください。
早めの点検修理をお勧め致します。