青木正幸の独り言・・・Vol 18

2008年02月23日


2008/02/23
青木正幸の独り言・・・Vol 18

(企業は人なり)



久しぶりの独り言となりますが、本日は新入社員の紹介も兼ねて上のお題で少しページを割きたいと思います。


昨年度より続いている異常ともいえるほどの売約ペースは、通年閑散月にあたる2月になっても一向に衰える気配はなく、先日もお知らせした通り、コンプリートカーの製作をすべてストップして納車業務に全力を注ぐよう全従業員に通達したにもかかわらず、その後も売れ続け本日の時点でご契約台数が実数で24台となりました。


当社敷地は店舗横の自社認証工場と、裏にある民間駐車場を合わせると最大70台まで保管可能ではありますが、すでに納車待ちのBMWが30台を超え、また車検や修理でお預かりしているBMWも約20台、コンプリートー前のノーマル車が15台と溢れかえり、20日現在プライスを提示した完成車両はわずか6台になってしまいました。


さすがにここまで繁盛すると同業者の間でもかなり話題になっているらしく、昔からの知り合いである先輩後輩を交えたくさんの同業社長より連日電話があります。



懐かしい声もあり嬉しい反面、残念ながら皆様異口同音に発せられる内容は、売り上げ低下を嘆く暗い話題ばかり・・・


皆様、当HPをご覧になって連絡をしてくるのですから、いまさら自社の繁栄を謙遜するのも白々しく、また性格的にも隠し事が出来ないタイプなので正直に現況を伝えると更に落ち込ませてしまいます(^_^;)


そんな中でも意欲的に何かを掴むため連絡してくる、若い経営者は私から見ても非常に刺激的で、また可愛くもあるので、ついついヒントではなく答えまで教えてしまい勝ちです(^^ゞ


またそれとは真逆のタイプは、やっかみ口調で・・・「へ〜そうなんや〜、そんな売れんねんやったら、ワシもビーエム屋しよかな〜」


どうぞどうぞエブリンの隣でいかがですか?って感じです(-_-;)



なぜ皆さん分からないんでしょう?

本気でBMWを展示さえすれば売れると思っているんでしょうか?

もしそうならそんな安易な発想をする限り、車屋さんだけではなく何屋さんになっても無理なんじゃないでしょうか?
企業の長たるもの、守るべきものは自分や家族だけではなく、従業員やその家族も含むのですから、思慮深く、そして誰よりも努力する責務があるんじゃないでしょうか?


企業の存続意義が営利目的にあることは百も承知ですが、目先の売り上げや利益を追いかけすぎるから逆の結果になるんではないでようか?


持論ですが、利益や売り上げは、お客様に喜んでもらえる商品を適正な価格で案内し、質の高いサービスを提供した後についてくる、あくまでも「結果」ではないでしょうか?

利益や売り上げを最初に計算する考えは、「邪心」以外何物でもないとさえ思います。




また確かにガレージエブリンはその企画力がエンドユーザー様に支持され、販売力は同業者の注目を浴びています。


しかし、その裏には皆様の想像を超えるスタッフ一丸となった努力があるのです。
だからこそ何より私にとって一番の自慢は、今村、岡田、倉谷、近藤、専務、松村・・・この6人のスタッフです。


私たちが扱う商品は物の良し悪しや価値が一般の方には非常に分かりづらい一物一価ですし、お客様の層も多岐に渡りますから、企業にどんな立派なマニュアルがあったとしても、結局は人間同士のやり取りで、最後は応対に当たった人の、機転、人柄、熱意、誠意といったものが決め手になると確信しています。


そんな理由から私が一番こだわっているのはスタッフの質です。

「松村直樹」・・
新入社員という言葉のイメージとは違い、少し年くった男ですが、ガレージエブリンに新しい風を吹かせてくれそうな予感がして迎えてみました。


ぜひともその予感が、一日でも早く確信に変わってほしいものです。

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