2016/05/25
青木 正幸の独り言・・・EMS in CHINA 初日編 |
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東京オートサロン2016で知り合ったリンキーレーシングという上海の企業に招待され、五日間にわたり中国に行ってきました。
参加者は私、青木雄、青木淳、手嶋卓哉、そしてカメラマンの有馬様、輸出業者の砂田様の計6名。
このブログはいつもの独り言ではありません。
この旅の記憶が薄れぬ前に活字に残したい。 感動の数々をリアルタイムで文字にしたい。
そんな思いで旅の移動中にガラケーに記録したものです。
かなり長くまた乱文ですが、もしよければ目を通してください。
※一日目の画像集はこちら
大阪組四人は関空から、東京組二人は羽田国際空港より。 上海へは11時30分に到着。
入国手続きにかなり時間がかかったが、ゲートには約束通りリンキーレーシングのスタッフが待機。
一時間以上は待たせてしまった。
東京オートサロンで一度、そして2月には再度来日してガレージエブリン世田谷と、本社大阪店までわざわざ足を運んでくれたリンキーレーシングのトミー。
通訳のショウさん。 トミーの秘書のヘレン。部下の王君。
後に知るのだが、上海国際空港まで三時間以上かけて来てくれたスタッフもいたようだ。
再会の握手を緊張気味に交わしてスタートしたこの旅。
この時はまだまだ不安でいっぱいだった。
出迎えの車は、BMW328iMスポーツ(トミーの愛車)。 メルセデスベンツS320ロング(トミーの友人の愛車)。
ボルボ S60ロング(リンキーの社用車)。
それと地元タクシーを利用し一時間かけて上海市内へ。
高速道路から見える高層ビルの群。
建築途中のビル、ビル、ビル、、、
大げさではなく見渡す限りの摩天楼。
マスコミの報道以上だ、確実に。
ほどなくして上海の中心部に到着。洗練されたビルの一階店舗は世界中の有名ブランド。昼食場所はファッションビルの上層階。
500坪はあるかと思われるレストランはほぼ満席。
メニューは飲茶を中心とした、いわゆる日本でも馴染みのある中華料理。
価格は日本の一般的な中華料理店より少し高め。
立地を考えれば当然か、、
メニューは写真付きだったため、好みの料理をリクエスト。
あとはトミーに任せるよ、この一言にニヤリと笑みを浮かべた彼は店員を呼びつけ大量の料理をオーダー。
我々一行は10人。
丸テーブルに次々に運ばれてくる異常な数の料理にレストランスタッフも苦笑。
これが中国流の歓迎か。
ウワサ通り、これは想定内。 でも食べきれない。
失礼の無いよう、普段小食なエブリンスタッフも頑張ったが、すでに時刻は14時。
もしかして数時間後にはこれ以上のディナー?
そう思った時点でギブアップ。
素直に残したことを詫び、ランチから解放。
次はリンキーレーシングのファクトリー。上海郊外、車で約一時間ほどの。
到着した場所は広大な敷地。 日本の工業地域のような場所らしいが、とても近代化されていて日本のそれとは違う。
これは文字では伝えにくいのでぜひ画像をみてほしい。
リンキーレーシングのファクトリーは屋内だけで500坪。 屋外駐車場は有に1000坪を超えているだろう。
彼らの主な仕事はレース活動。 趣味の範疇ではない。 しっかり結果を残している。
そして中国の富裕層の高級車をカスタムすること。 月に20台程度はチューニングしているらしい。
ファクトリースタッフは今回のメインイベントである、レースに全員出向いているため女性スタッフと財務スタッフだけであったが、ファクトリーの奥にはなんとエナジーモータースポーツのボディキットをまとったエボi8が。
思わず全員が歓声をあげた瞬間だった。
1ヶ月前に発送したあの未塗装のボデイキットが、塗装されて装着されついたのだ。
驚いたのが、その塗装のクオリティ。
塗り分け部分、色合わせ、クリアの肌、そのどれもがパーフェクト。
聞いたところ、取引のある五件の塗装業者から一番技術のあるところを選んだらしい。
数日前に無事通関した、インディヴィジュアルタイプ4も、すでにミシュランパイロットスポーツが組み込まれている。
あとは車両に装着して、カメラマンの有馬さんの好みのロケーションに移動するだけ。
ところがここで大問題発生。
フロントホイールに装着する予定のワイドスペーサーが到着していない。
フロントブレーキキャリパーにホイールスポークの裏側が干渉するため移動もできない。
焦った。
これは明らかに我々の失態。 日本に連絡して在庫は確保したものの、エアーで飛ばしても中国到着は数日後。
トミーに我々のミスを謝罪したところ、嫌な顔一せずノープロブレムだと。
彼の英語は流暢だ。 高度な教育を受けてきた証だと思った。
トミーはそこから色々なところに電話。
中国国内で希望のサイズのスペーサーは無い、だから新たに作らせる。
一日で。
だから撮影会は一日延期しよう。
特殊スペーサーを1日で作らせる。
そのルートを瞬時に見つける。
この旅でトミーの顔の広さを見せつけられた最初の出来事だった。
宿泊地の杭州まで約二時間の移動。
道行く車の過半数は輸入車。
比率はワーゲン、BMW、メルセデス、ホンダ、レクサスの順のように感じた。
カスタム熱はまだまだなようでほとんどの車はノーマル。
かろうじてマンソリーでフルカスタムされたX6を一台発見。
それにしてもすごい車の数だ。
今後この中国でカスタム熱が沸騰するか否かは未知数だが、もし仮に少しの層にでも流行れば恐ろしいほどの需要があるのだろう。
杭州に到着。 トミーの地元だ。
G20が開催されるこの地域もかなり近代化が進んでいる。
しかし古き良き中国が残った風光明媚な地区。観光名所は数え切れないほどあるらしい。
トミーいわく杭州を観光するなら最低二週間は滞在してほしいと。
時刻は19時。
夕食場所に到着。
杭州の中心地、洗練されたフッションタウン。
街全体が洗練されている。
何から何までがオシャレ。
東京代官山の蔦屋書店(TSUTAYA)のような場所。ここはリンキーレーシングのグループ会社が経営する、レストランカフェ。
閉店時間を過ぎてからの入店だったが問題ないという、なぜならトミーはこのあたりでは顔役。
パスタ、サラダなどすべてが美味。
しかしお任せオーダーしたため、またしてもテーブルは料理であふれた。
しばらくしてリンキーの社員であり、トミーの親友のスペイン人のジョルディーと合流。
ジョルディーはやたら明るい。 外国人慣れしている雄と淳はすぐに打ち解けた。
満腹になった我々は、世界遺産の西湖を散策。
ちょっと散歩のつもりが、三キロ以上は歩いたような。
文字にすればたった二行だが・・
ホテルに戻ったのが23時。 部屋は豪華でジュニアスイートレベル。
ここまでする?
これが中国流のおもてなし?
これが5日間続くのか?
この時点ではまだ色々な意味で疑心暗鬼だった。 |
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